技術を社内に残すには

技術がない

社内に技術を残すにはどうしたらいいだろうか. そもそも我が社には技術力を持った人間がいない. 技術を社内に残すより以前に社内に技術を取り入れることを考えなければならない.

社内に技術を残すには...

教育担当者をつける

答えの一つが教育担当者をつけるということである. ただ,定時後に有志で勉強会を行うということは既に何回も挫折しており,経験的に上手くいかない. 業務に関わる技術習得については業務で行う方が良い.というのが今の所の考えだ. また,誰か一人を教育担当者に据えるのも危険だ. 以前,勉強会が社内で影響力を持つ人一人によって催されたことがあったが, その人が忙しくなったりすると誰も勉強会を行いましょうとは言えなくなる. また,教えられる人と教わる人の力関係も危うい. 特に教えられる人は受け身になりがちであり,教える人はプレッシャーを背負うことになる. また,教える人が自身の技術を研鑽する時間が取れずストレスを感じることもあるだろう.

教育内容について意味づけをすることも非常に重要と考えられる. なるべく業務に基づき即効性のある内容を教育できれば良い.

態度に気を付ける

あれ使えばすぐできるじゃん

新しいツールなどを人より先に使えるとそれだけで人より上に立った気持ちになる. しかし,道具は道具の域を出ずそれをどう使いこなすかが技術であり,真に偉大なのは ツールを最初に発明した人であることを忘れないように注意する.

そんなことも知らねぇのかよ(ggrks)

一時的に一面が自分より劣っているからといって人を見下すのはやめること. 相談の機会を減らすことになるし,自分も相手に相談しにくくなるだけである. それにITの職業というは情報の非対称性を理由に雇用されている場面が多い. それをよくよく自覚する必要がある.

突然ですが,問題です

学校教育の中で何度も目にする光景だが,嫌な思いをした人も多いはず. それと同じことが繰り返されている. 他人の前で人の無知を晒し上げる行為は絶対に止めるべき.

ここで羅列したことは他人にやられたくない行為ばかりだが, 自分で知らず知らずのうちに行なっているケースが多い. 特に自分なんかは"そんなことも知らねぇのかよ"を研修で同期にやってしまった思い出がある. その他のケースについても自覚が無いだけで行なっている可能性がある.


参考

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